フエール銀行とは、藤子・F・不二雄の漫画『ドラえもん』に登場するひみつ道具の1つ。てんとう虫コミックス30巻に登場する。

概要

フエール銀行は通常の銀行と同じく預金や融資が受けられる銀行であるが、その際の利子が複利法にして非常に大きい事が特徴的である事がしばしば指摘される。計算の根拠となる利子率は1時間当たりで以下の通りである。

  • 普通預金: 10%
  • 1ヶ月定期預金: 20%
  • 1年定期預金: 50%
  • 融資: 20%

原作では普通預金を例に10円を預けた場合に、1週間で約9000万円となる例が紹介されていた為、これは複利である事がわかる。複利法の公式\(\rm{FV=PV(1+r)^{n}}\)が、利率が時利である事にのみ注意して計算すれば、通常通り元本から将来価値を計算する事が可能である。話を簡単にする為に1円 (もしくは任意の通貨単位で1を) 預金又は融資した場合の将来価値を計算すると以下の通りとなる。なお、定期預金は途中解約が不可能であるが、参考の為に途中期間の値を掲載する。また、1ヶ月定期預金と融資は同じ利率である。

期間 普通 1ヶ月定期 1年定期
1時間 \(1.10\) \(1.20\) \(1.50\)
1日 \(9.85\) \(79.5\) \(1.68\times10^{4}\)
1週間 \(8.99\times10^{6}\) \(2.01\times10^{13}\) \(3.83\times10^{29}\)
1ヶ月 (30日) \(6.35\times10^{29}\) \(1.02\times10^{57}\) \(6.11\times10^{126}\)
1年 (365日) \(3.98\times10^{362}\) \(4.24\times10^{693}\) \(3.63\times10^{1542}\)
2年 \(1.58\times10^{725}\) \(1.80\times10^{1387}\) \(1.32\times10^{3085}\)
10年 \(9.98\times10^{3625}\) \(1.89\times10^{6936}\) \(3.93\times10^{15425}\)

1年定期預金を満期で解約すると、現実に存在する如何なる額面の紙幣でも、宇宙の素粒子の数よりはるかに多くの枚数が必要になる。

出典

  • 藤子・F・不二雄『ドラえもん』(30巻) (てんとう虫コミックス) 小学館 ISBN-13: 978-4091405104

関連項目

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